職場の整理整頓の仕方がわからない
Before
働き方改革の流れで自社も生産性向上を図るために 職場の整理整頓に着手しようと考えている企業が多くなってきました。 整理・整頓・清掃・清潔・躾 をまとめて5Sと言われていますが さて、それぞれがどういうことなのかが、あまり理解されていませんね。 片付けて掃除をする。というのが多くの企業が取り組んでいる誤った5S活動です。 これでは生産性向上は、なかなか実現できません。
After
多くの人は、5Sを掃除の延長だと考えています。 ですから、目に見える範囲のものを片付けて(見えない所に移動して)そのあとを掃除しているだけなのです。 小学校や、中学校でしていた作業によく似ていますね。 しかし、ポイントは最初の整理が抜けている事なんです。学校では整理は教えてくれないのです。 整理とは不必要なモノを取り除く行為です。 学校では自分の持ち物は全て持ち帰るため、その時点で整理は完了していますし、 余計なものを持ち込むことが許されていないため、不必要なモノが存在しないのです。 だから整理の仕方がわからないのも当然と言えば当然なんです。 コラムで何度も書いているので、お分かりだと思いますが、 まずは職場にあるモノを要るものと要らないものに区別して、要らないものは捨てる、移動する、などで 減らしていきましょう。職場にあるモノは持ち主が分からないモノもありますので、 誤って捨てたという事が無いよう、確認作業を行ってください。 ただ、どっちつかずにならないように、責任者に立ち会ってもらって白黒を明確にしていきましょう。 そして整理の後に残ったモノは誰が見ても所在が分かるように、定位置を決め、みだりに増えないように 適正量を決めましょう。 これを実践するだけでも整理整頓のすすむ職場になりますよ。
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