オフィスの5Sが難しい理由
Before
テレワークや、働き方改革などでオフィスでの業務を改善するための 5S活動を取り入れたいが、上手く導入できない。継続できないというお話を良くお聞きします。 5Sについての本や、トヨタの片付けなどを読んでも、どうもしっくりとこない。 同じようにできないと悩まれていると思います。 元々、5S活動は工場など製造現場の生産性を上げるために考えられた手法で 効率的、機能的で、無駄がなく安全性も確保された職場を実現するためのモノです。 しかし、製造現場とオフィスでは当然ながら、その役割が違います。 同じように対策をしても上手くいかないのは、その違いとやり方に原因があるのです。
After
テレワークや、働き方改革などでオフィスでの業務の進め方が見直され 作業する場から、企画、創造する場所へと変化しています。 工場のようにモノを作るという業務の流れとは違い、 保管されているものは商品や製品、原材料ではなく、情報になります。 情報には、商品情報、顧客情報、労務人事情報、販売管理情報、アイデア、企画案、 広報資料、他所から集めてきたものなど、さまざまのものが存在しています。 最近は、働き方改革で残業時間を減らすためICTを活用して、情報検索や処理の時間を削減し 生産性を上げたり、機械化に伴い創造性の高い業務に時間を使ったりするようになってきています。 また、都会を中心にデザインオフィスやコンセプトオフィスと呼ばれるオフィスが多くでてきており 見た目のイメージや印象を良くすることで、働きやすく発想が湧きやすい効果を求めるようになってきました。 そうなると、モノの管理方法などは工場でみるようなサンプルを物まねしてもイメージを損ねてしまうため そうならないための工夫が必要になります。 個々の場所に合わせた整理整頓の仕方が必要になるという事ですね。